人によって好き嫌いの差が激しいバンド、ガガガSP。
独特な声のボーカル・コザック前田が人間の弱さや悩みをストレートな歌詞にして歌い上げる。自分の周りにもガガガSPに大共感するものすごいコアなファンと、聞きたくもないというガガガSPが大嫌いな人で大きく分かれます。
ガガガSPの歌詞をよく聴いてもらえば、きっとすばらしさに気づいてもらえると思うのですが、こればかりは人の好みなので…。
『晩秋』は『卒業』や『国道二号線』など好きな歌がたくさんあるガガガSPの歌の中でも一番好きです!
ものすごいスピード感のある曲の中に刻まれた一つ一つの歌詞が、誰もが持っている人の心の弱い部分を見事に代弁してくれている。きっとあれこれ装飾しないで、思ったまま・感じたままを歌詞にしているから、聞いている自分の中に抵抗なく入ってきて共感できるのだと思う。
若いときの恋愛って、人生の中でとっても重要な要素の一つだと思う。その重要な恋愛でふられたり失恋することは、この世の終わりといってもいいぐらいの出来事である。そんな失恋した時の心の空虚感が正に『晩秋』の歌詞のとおりだな〜と思う。(男は失恋を引きずっちゃいますから…)
「生きることに疲れている暇なんて 今の僕にはないのさ 余裕を出して生きる程の暇も 今の僕にはないのさ」
限られた人生、思うままに前向きに頑張っていこう!ついつい過去を振り返ってしまいがちな自分ですが、ガガガSPの『晩秋』を聞くとその気持ちを取り戻します。
最後に、『晩秋』の中で大好きなフレーズ!
「人生とは多分そんなもんさ 死ぬまで生きてやろうじゃないか」
【販売元】 ソニーミュージックエンタテインメント
【発売日】 2002年10月9日
【種類】 シングル
【曲リスト】
01:晩秋
02:塩男
03:世界は二人のために