相変わらずの豪華キャスト映画のオーシャンズシリーズ。
オーシャンズ11・12から変わらずの、スマートでオシャレで痛快な映画だが、今回の『オーシャンズ13』は今までの11・12に比べてストーリーの構成がシンプルだったので、比較的分かりやすい内容だったと思う。
その分、どんでん返し的な要素が少なくて物足りないと感じる人がいるかもしれないが、オーシャンズ11から続く独特のテイストは失われていないので、やはりこの映画は面白い!
映画全体を通して様々な小ネタが織り込まれているが、個人的にサイコロの製造工場へ侵入して、気が付けば労働条件改善のためのストライキを先導していく一連の内容に、思わず笑ってしまった。
また、あえて詳しくは書かないが、散々ひどい目にあわせてしまったホテルの格付け人との最後のシーンなどは、オーシャンズシリーズの映画らしい象徴的な1シーンの気がしてとても好きなシーンだ。
とにかく、『オーシャンズ13』は小粋な娯楽映画として完成された作品だと思います。
【あらすじ】
冷酷なカジノオーナー・バンクに裏切られ、病にふしてしまった仲間の仇をとるために、再びオーシャンズが立ち上がる。今回の目的はラスベガスに新たにオープンする最新鋭のセキュリティに守られたバンクのカジノホテルをつぶすこと。史上最強の犯罪ドリームチームが様々な方法で仲間の仇をうつために奔走する。
【監督】 スティーブン・ソダーバーグ
【出演】
ダニー・オーシャン … ジョージ・クルーニー
ラスティー・ライアン … ブラッド・ピット
ライナス・コールドウェル … マット・デイモン
テリー・ベネディクト … アンディ・ガルシア