あれはいつだったか…。
夜中にボーっとテレビを観ていたら始まったのが、この『恋しくて』という映画。
深夜映画だったし、「どうせB級映画だろう」と暇つぶしに見ていたのが、みるみる話に引き込まれていきました。
ショートカットでボーイッシュな男勝りのワッツは、幼なじみで友達として接しているキースのことが大好き。しかしキースは学園のマドンナのアマンダに憧れている。そんな三角関係の中、ワッツはキースの気持ちに合わせて、自分の好きな気持ちを隠し友達として接していく。
そんな切ない気持ちに気づかない鈍感なキースとのやり取りを観ていると、胸の奥がキュッと締めつけられ、人を好きになるという純粋でまっすぐな気持ちを思い出させてくれます。
そしてワッツのいじらしさも、いとおしくてたまりません!(この『恋しくて』という映画でメアリー・スチュアート・マスターソンが大好きになりました)
もちろん、最後はハッピーエンド!やっぱり恋愛映画はハッピーエンドでなくては!ワッツとキースの最後のシーンは涙なくしては観れません。
『恋しくて』は観終わったときにさわやかでハッピーな気持ちにさせてくれる、おすすめの映画です!
忘れていけないのが最後のシーンからエンディングにかけて流れる、リック・ザ・ティンズの『好きにならずにいられない』です。プレスリーの名曲『好きにならずにいられない』のカバーですが、アップテンポでたて笛のような音色のかわいらしい曲で、最後のシーンにベストマッチです。
当時、この『恋しくて』の曲を手に入れたくて、エンディングロールを何度も観たのですが、字がつぶれていて判別ができなく、見つけるのにとても苦労しました。
『恋しくて』は名作だと思います。とにかく一度観てください!
【監督】 ハワード・ドイッチ
【製作・脚本】 ジョン・ヒューズ
【出演】
キース … エリック・ストルツ
ワッツ … メアリー・スチュアート・マスターソン
アマンダ … リー・トンプソン