新世紀教育改革法「BR法」により42人の中学生が殺し合う『バトル・ロワイアル』。社会問題にもなった衝撃の映画。

R-15にも指定された衝撃の映画で、社会問題にもなった『バトル・ロワイアル』。

中学生のクラスメイト42人が、相手を殺さなければ殺されてしまう恐怖の中、友情・愛情・勇気・狂気、人間が持つ正と負の葛藤の中、それぞれが生きるための選択をしていく。

平和な現代にありえない状況設定が逆に、もしこの中に自分がいたらどんな行動を取っていただろうとかなり真剣に考えさせられた。（自分は特に映画にはすぐ入り込めるタイプです）
はたして、周りの人間がいつ裏切るか分からない「やらなければやられる」この状況で、自分自身周りの人間を殺さずみんなが助かることを考え行動できるだろうか。正直自身がなかった。

世の中が少しずつおかしくなりかけてる現代において、ただの殺戮映画の域にとどまらない、人間の本質を考えさせられる、かなり秀逸の映画ではないかと思う。

【あらすじ】
新世紀教育改革法「BR法」。全国の中学3年生から選ばれた1クラスが、無人島で最後の一人になるまで殺しあうサバイバルゲーム。
逃げ出すことも抵抗することも許されない中、42人のクラスメイトが武器を持ち、疑心暗鬼のなか今まで友達だった仲間と殺しあうことになる。友達を信じる者。愛に身をささげる者。大きな力に抵抗する者。極限の中で見せる人間の真の姿が映し出される。

【監督】 深作欣二

【出演】
七原秋也 … 藤原竜也
中川典子 … 前田亜季
川田章吾 … 山本太郎
教師キタノ … ビートたけし